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東日本大震災行方不明者捜索活動協議会2021

3. 女川町潜水捜索活動      

   宮城県行方不明者捜索チーム  高橋 正祥

潜水捜索

2020年度実施回数:女川湾において 11回(5月コロナで中止、10月に台風で中止)

基本水深:30m~40m

水温:夏24℃・冬は6℃

潜水時間: 1 ダイブ30分(水底 10 分)( 潜降 20 分)

メンバー :高橋、成田、髙松、飯田

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宮城県行方不明者捜索チームの高橋です。

去年4月から今年の4月まで、合計11回行方不明者捜索の活動をしています。

一度、コロナの影響で5月に中止させていただいており、10月に台風で中止にしていましたが、

基本毎月1回、ずっと2013年から捜索してきています。

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場所は非公開で活動を進めており、水深30m~40mのエリアを中心に捜索しています。

水温は夏で24℃で、冬場は最低水温6℃。透明度が1m~3で良い時ですと10mですが、

水深35mを超える場所では視界が悪いことが多い状況です。

 

潜っている時間も、現在エンリッジという酸素濃度を高くしたタンクで潜っているんですけれども

そちらですと約20分~23分くらい水中にいられる時間として。

なので、一日水中にいられる時間は50分もないという感じで、なかなか広範囲で捜すという事が正直難しい状況です。

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先日の捜索で見つけたのがランドセルやバックです。他には船の残骸であったり、ロープの残骸なんかも見つかっています。

昨年の11月に見つけた車1台と、先日、ガレキ群が見つかりましたが手掛かりはありませんでした。

沖合の捜していないエリアを継続的に捜索していきます。

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ここ2~3年で車が9台ほど見つけていますので、捜していない場所は、まだまだ見つけられる可能性がたくさんあるというのが正直なところです。

深い場所であるため危険を伴う場所ですので、今は4~5人の少人数で捜索している状況です。

近年、捜索ボランティア希望の方がたくさんいらっしゃるんですけれども、安全面を考慮するのと、ボランティアを受け入れしてしまうと、自身が捜索をできないずに、教育に回ってしまうので、受け入れていない状況です。

メンバーとして高橋、飯田、成田さん、髙松さんの基本4人で、仙台のショップさんが手伝いに来てくれたりという感じで、知っているメンバーの2チームで捜索を回している感じになります。

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可能性の高い場所を優先的にこれからも活動を続けていきます。

© 2016 by 行方不明者捜索活動協議会

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